「実るほど頭を垂れる稲穂かな、ですね」。こう語るのは今村豊選手。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな、ですね」。こう語るのは今村豊選手。
ボートレースが誰のためにあるか…。
答えは簡単です。それはファンの皆さまのためであり、ひいては社会貢献のためです。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな、ですね」。こう語るのは今村豊選手。
「どんなに稼いでも決して威張ったり虚勢を張ってはいけない。社会によって支えられているからこそ謙虚にならないといけない…」。今村選手は時にこう教えてくれます。
プロ野球やプロゴルフ、さらに芸能人との交流を通じ、「一流の人ほど腰が低くて謙虚」であると学ぶことも多かったよう。
もちろん、今や背中で教える年齢ではありますが…。
今村選手が一気に台頭した30年ほど前、ボートレース界は強面のつわ者揃い。気難しい面々がピットを闊歩していました。
そんな中、はるか先輩らに挑戦状を叩きつけてきたのが今村選手。しかも、孤軍奮闘。たった一人、強豪選手をやっつけ続けてきたのです。レース後、「すみません」「すみません」と負かした選手に挨拶を欠かさない姿もついこの間のことのようです。
そうした選手としての歴史だけでも凄いことですが、今村選手の素晴らしさは、先輩の誰もが認める人格にあります。
バリバリの記念レーサーばかりか、B級選手からも「今村のことが嫌い」という声を聞いたことがありません。
選手宿舎のスリッパをいつも綺麗に整理整頓していたことはつとに有名ですが、相手選手の強い弱いに関係なく、先輩を敬ってきたからこそ、誰もが認めているのでしょう。
それでいて、後輩にも優しいのですから、こんなにカッコイイ人物はなかなかいません。
『謙虚さ』は人徳であり、また強くあり続ける『秘中の秘』であるように思えてなりません。
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