ボートレーサーになるには?
ボートレーサーになるには?
ボートレーサーになるには、唯一の養成訓練機関 ― やまと学校(福岡県柳川市)への入学が必須です。
そこで1年間にわたる厳しい訓練を受け、卒業試験、国家試験にパスしなければ、プロレーサーとしてデビューすることはできません。入学試験は約40倍にも及ぶ難関ですが、学歴・職歴は関係なく、高い志を持つ者には誰にでもチャンスがあるのです!

門戸を広く開け、多彩な人たちを受け入れる
やまと学校への入学のチャンスは1年に2回(4月と10月)。毎回40名程度のボートレーサーが募集されています。受験資格には身長や体重、視力、年齢などの制約がありますが、性別・国籍は問いません。以前は年齢制限が14歳以上21歳未満でしたが、106期(2009 年4月入学)からは、上限が30歳未満に引き上げられたことにより、中学や高校を卒業したばかりのフレッシュマンだけでなく、就職経験など様々な経歴を持 つ若い男女が入学してきました。たとえば、オートバイのレーサー、空手の世界チャンピオン、自衛隊員、OL、中には学校の先生や保育士等々。また、一度は ボートレーサーの道をあきらめたものの、再チャレンジして見事合格したという例もあります。広報誌特集で紹介した(Vol.9、4~5ページ)江崎一雄選手(福岡)もその一人です。
また、スポーツ活動(対象競技は不問)で優秀な成績を収めた人には「スポーツ推薦枠」※1、さらに国際大会等で好成績を残した人には「特別試験枠」※2を用意するなど、やまと学校は門戸を広く開け、多彩な人材を受け入れています。
※1 1次試験は人物試験「面接」 ※2 体力試験免除
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わずか1年の訓練期間でプロデビュー

社会人として必要な礼儀、立ち振る舞い、マナーは徹底的に教育される

<講話>
現役選手ほか、様々な講師を招き、社会人として、ボートレーサーとして、必要な倫理観、道徳観を学んでいく
現役選手ほか、様々な講師を招き、社会人として、ボートレーサーとして、必要な倫理観、道徳観を学んでいく
そして、国家試験(資格検定試験)に合格した上で、やまと学校を無事卒業すれば、晴れてプロレーサーとしてのデビューの日を迎えることができるのです。卒業できる訓練生は入学時の60%前後という数字からも訓練の厳しさが伝わってきます。

ボートとモーターの重量は合計約120kgで、各ボートの重量差はほとんどありません。モーターの馬力、性能も同じなので操縦する選手の体重は軽いほうが 当然有利です。プロレーサーになってからは常に適正な体重の維持が必要なため、選手になる前から体重制限を設けています。
眼鏡装着不可の理由は?
ボートレースは水上を激しく疾走するため、水しぶきを浴びて眼鏡が曇ったり、眼鏡がずれたりすると大事故につながる可能性があります。また、転覆などによ り水中に入ることもあり、急に目に水圧がかかると危険なため、コンタクトレンズやフェイキックIOL「有水晶体内レンズ」の使用も認められていません。こ のため、裸眼の視力を向上できるレーシック手術を受けてくる受験生もいます。
やまと学校の合格の基準は?また、どのような受験準備をしたらいいのでしょうか?
高等学校入学試験程度の基礎学力とボートの操縦に必要な体力やバランス感覚、動体視力、持久力などが求められます。合格するためには、数カ月単位の計画で 体重管理をはじめとした準備をしっかり行い、学力、体力を身につけておくことが大切です。そして何より「ボートレーサーになりたい」という強い意志が必要 です。
■ お問い合わせ先
その他、詳しい情報は、やまと学校webサイトhttp://www.boatrace.jp/yamato/をご覧いただくか、(財)日本モーターボート競走会 やまと学校 養成課 tel.0944-76-5051までお問い合わせください。
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